Gmailのアカウントを取ったのはまだ紹介制だった4年以上前のこと。あの時取得したGmailアカウントは、今ではGoogleリーダーやらGoogleカレンダーで大活用しているけど、Gmail自体は今まで本格的に使用することはせずにいました。
ちなみに今までのメール環境はこんな感じ。…事務所内とデータセンターとで計2台のサーバを運用。メールサーバはIMAP。procmailでMailDirのフォルダに自動振り分け。それを3台のWindows PCで受信。さらにWebブラウザからも送受信可能。SpamAssassinでスパムを排除して携帯にも転送。…という感じの、かなりガッツリしたメール環境を構築していました。
しかし今はGmailの機能がかなりいい感じになっていて、これで十分。っていうか、この重厚なメール環境をGmail化できたらシンプルでいいんじゃないか?常時起動してるアプリはWebブラウザだけにしたいし。過去メールの検索もサクサクやりたい。(IMAPは遅い)
移行を決意したのは、Gmail Backupというソフトでローカルにバックアップ&リストアできるという記事を見たのがきっかけ。
それと、Webアプリはオフラインで八方ふさがりになるという点に不安があったんだけど、Googleカレンダーをしばらく使っていて、実際にはあまり問題にならないということが分かってきたというのもひとつの動機。
一番の懸案はマルチアカウント(複数メールアドレス)をどう扱おうかということ。これはもしかしたら切り分けにこだわらないであえてごちゃまぜに扱ってラベルで管理したほうがいいのかもしれない。ということで思い切ってやってみる。
過去メールの移行は、マルチアカウント&IMAP対応のメーラーでGmailを送受信できるようにアカウント設定して、アカウント間でコピーするだけというシンプルな方法で実施。単純だけどこれで移行できるというのは結構便利。
IMAPでコピーしただけだと、一覧表示での日時表示がコピーした日時になってしまうのと、並び順もコピーした順序になってしまうのが少し気になったので、一旦Gmail Backupでローカルに落として、Gmail内のメールをすべて消してからリストア。メール受信日&並び順が正しくなりました。
処理に丸2日かかったけどこれで移行完了。
ちなみにGmail Backupはすごくいい感じです。1通1ファイルの.eml形式に落とされるのでエディタでそのまま読めるし、OEなどで開いて添付ファイルを取り出すのも簡単。初回のバックアップとリストアにはかなりの時間がかかるけど、新着メールだけの差分で落とせるので日常的なバックアップには手軽に使える。おすすめ。
コメント
2008/11/ 8 03:56 from さとう
2008/11/ 8 09:00 from みやまえ
Senderヘッダのことでしょうか。
でもこの場合は付加されるのが適切だし実害もないようにも思うのですが。
2008/11/ 8 14:15 from さとう
いや、フリーメールを使っているように見えると脊髄反射で怪しいと判断する人が少なくないので、仕事で使いにくいのです。実害無いのにそういうのに敏感な人ってけっこういるのです。
2008/11/ 9 00:11 from みやまえ
2008/11/ 9 00:29 from みやまえ
でもなんだ、Senderヘッダに気が付く人なんて、それなりにITリテラシのある人だろうから全く問題ないような気もしてきた。
2008/11/ 9 13:55 from Q
移行乙です。本文、コメントともに参考になります。
これ送信者が
hogehoge@hoge.co.jp はhoge@gm,ail.comが代理で送ってます みたいになっちゃって(英語)ちょっと微妙なんですよね。って最近知りました。