BitArts Blog

ロードバイク通勤のRubyプログラマで伊豆ダイバー。の個人的なブログ。

MacBook Pro (14" M1 Pro 2021)

MacBook Pro (13-inch, 2018, Intel Core i7)からの買い替えです。最小構成にストレージだけ追加しました。

2ヶ月ほどがっつり使ったので感想。

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前書き:迷走していたMacBook Pro(2016〜2020)

長年MacBook Proを使ってきましたが、最近のMacBook Proはいまいちな部分が多すぎました。 迷走が始まったのは2016年モデルからだと思います。

薄っぺらいキーボード

ストローク深いのが好きという個人的な好みもあるけど、あのキーボードは最後まで自分には無理すぎました。

ポート類の廃止

日常的に使うUSB Type-Aや、HDMIポートが廃止されてしまった。個人的にはSDカードスロットがなくなったのも不便だった。2020モデルに至ってはそのUSB-Cポートすら4個から2個へ削減されてしまった。

USB-Cで充電できるのだけは便利だなと思ったけど、他のポート全部なくすのはヒドい。

SSD化によるストレージ不足

これはまあMacBook Proに限らないし、むしろMac miniに言いたいところなのですが、SSD化はメリットは大きいものの、コストを考えるとFusion Driveもう少し続けてくれてもよかったのになとは思った。これのせいでMacが高級化してしまった。

そしてMacBook Pro 2021

買う前からこれは良さそうだとわかるスペック。

キーボード

ストローク深めのキーボードになった。やっとまともなやつに戻った。今までのペラペラなのがおかしかったのだ。

ファンクションキーがフルサイズなのはやけくそな感じがするが。(間違えやすいのでファンクションキーはむしろ小さくてもよかったかもしれない)

ポート類

HDMI復活はうれしい。SDカードスロットも結構使うのでうれしい。

個人的にはMagSafeはいらなくてUSB-Aがほしかった。これが一番残念。

音質

ノートPCに音質は期待しないのが普通だと思うけど、結構いい音が出るのでびっくりする。音楽を聴くわけじゃなくても、たとえばビデオ会議でも音質がいいほうが聞き取りやすいのでうれしい部分。

画質

有機ELみたいな画質。旧型と並べて作業してると、コントラストや黒の深さの違いがはっきりわかる。慣れると普通になっちゃうけど。

静音

負荷のかかる処理をしても、ほとんどファンの音が聞こえることがない。これは実質ファンレンスのようなものですね。これは最高。

M1について

普通にアプリケーションを使う分には何も問題ないのだろうけど、現状だと開発環境としては結構厳しい。

まだM1は落とし穴が多い。多すぎる。

Windowsが使えない(Insider ProgramのARM版を使う方法はあるが)。まあ最近はIEで動作確認することもめったになくなったので、これはいいことにする。

VM関係はかなり厳しい。VirtualBoxVMwareも動かないし、Dockerも厳しい。せっかくのDockerでもIntelでもM1でも同じように動作するコンテナを作るのが簡単ではない。

少し古いライブラリのコンパイルなどはうまくいかなくてハマることが多い。徐々にM1対応版は揃ってきてはいるが。

今回のMacBook Proはかなり高価なので下取り前提で買ったのですが、当面はIntel Macが手放せない状況になってしまっています。

あと開発作業で一番処理に時間がかかるのがテストなんですが、いつもやってるテストを走らせたところ、なぜかM1のほうが遅かった。残念。なんでもかんでも早くなるわけではないようだ。