ITの世界では、無理やり分類分けされ専門用語が作られるということがままある。技術を売る企業では新技術っぽい感じをかもし出すことが大事だからだ。
近頃IT系ニュースサイトでとても頻繁に目にするけど、少なくとも僕は現場では使ったことがない用語。SaaS。
ユーザーから見たASPサービスとSaaSの主な違いは、利用する機能やユーザー・インタフェース、データベースなどを自由にカスタマイズできる点。 SaaSではアプリケーション本体とユーザーの設定情報を分けて管理しているため、1つのアプリケーションを、あたかもユーザー個々のアプリケーションのようにカスタマイズできる。パッケージ・ソフトをインターネット上で使えるようにしただけのASPサービスでは、他のユーザーへの悪影響を避けるため、カスタマイズが制限されていることが多い。/ ITpro「今週のキーワード」:SaaS
そんな馬鹿な。それはサービス形態じゃなくてアプリケーションの機能だろう。カスタマイズできるASPなんていくらでもある。ASP=「パッケージ・ソフトをインターネット上で使えるようにしただけ」なんて定義、初めて聞いた。
ASPという言葉が登場した頃はこういったサービスが普及するだけのインフラや技術的な下地が十分でなかったためパッとしなかったが、最近になってその下地が整ってきたんだけど、今更10年近く前の用語を引っ張り出すのは古臭いので新しい言葉を作ってみました。みたいな。
そもそもASPサービス自体が曖昧じゃないか。GoogleカレンダーやWebメールはASPなのか?
コメント
2007/2/ 7 13:22 from ゆりか
2007/8/17 07:34 from ん~
よく使われる「ASP」って言葉に2種類あるけど、引用文は混ぜてるともとれるのは気のせい?
Application Service Provider と Active Server Pages
いかにもWeb2.0を意識した?てなかんじの新語だな。
使ったことなんかないや。