開通前の新東名高速道路を自転車で走ることができるという、一生に一度のイベント「ふじのくに CYCLE FES. 2011 in 新東名」に参加してきた。2日間に渡ってロードレース、エンデューロ、サイクリングなどの大会が開かれたが、僕ら夫婦は89kmのサイクリングにエントリー。建設中の駿河湾沼津SAから新静岡ICまでの往復です。
エントリーサイトがイケてなかったり、同じメールが何通も来たり、当初から運営の頼りなさ満載。しかもサイクリングだけでも7千人以上が参加というビッグイベント。途中でコンビニ補給もできないコースということもあり、ちょっと不安な気分に。1週間前に同じ新東名で開催されたマラソン大会では補給所で水不足となり多くの選手が倒れるという死の行軍が起きたばかり。前日の夜には「当日の朝は交通混乱が予想されるので早めにご来場ください。駐車場は午前0時から開いてます。」というようなメールが届き、ますます妙な不安を感じながら当時を迎えた。
大会前日はイトコの結婚式+家族と2次会、だったので、家に帰ってちょっと横になってすぐに出発、完全に寝不足というか完撤で車を走らせ沼津へ。ここでミス発生。沼津ICで出口を間違え伊豆縦断道に乗ってしまったのだ。次の出口で降りるも、できたばかりの道で、カーナビにも載っておらず焦っていると、いつのまにか謎の渋滞につかまった。しばらくしてそれが会場への渋滞だということが分かりホッとするも、ちょっとこれは渋滞しすぎ!そのうち新東名に到着。まだラインも引かれていないライトも灯いていない巨大建造物の中での走行に興奮するも、すぐにまた渋滞。空がすっかり明るくなったころ、やっと駐車することができた。なんとか受付には間に合いそうだ。
しかし駐車場(長泉沼津IC付近の本線上)から会場(駿河湾沼津SA)まで4kmほど自転車で走る必要がある。遠いわ!でもさっそく新東名サイクリングを楽しみながら会場へ。会場には自転車ラックが大量にあり、クローク、更衣室まで。グルメも充実。予め知っていれば朝食をコンビニで買ってくる必要なかったのに。
グループごとに3分間隔でスタート。人数は多いけどとにかく道路は広いのですぐにバラけて各々のペースで走ることができた。路面はまだ舗装が途中で段差が頻繁にあったけど、サイクリングにおいては問題になるほどではなかった(ロードレースでは問題だったようだけど)。
途中、全長4.5kmにおよぶ長いトンネルがあったのだが、これが単調で飽きた。復路で分かったんだけど、実はこれ上り坂だったのだ。トンネルの中だと視覚情報が無いので、緩い上りなのか脚が疲れて速度が出ないのか全然分からない。復路はなだらかな下りだったのであっという間に通過。
新東名は最大勾配を2%以下に抑えて作られているということで、超ド平坦コースである。しかし1%〜2%の上りが10kmも続くとそれなりにきつくなってくる。途中、明らかに下りに見えるんだけど実は上ってる。といった目の錯覚区間が結構あった。それがペース配分を乱したようで、妻の人などは結構苦しそうでした。
途中所々の電光掲示板では応援メッセージが表示されているんだけど、これが無機質でなんかむかつく。
動画。
コース上には仮設トイレが十分にあった。エイドステーションは少なめだったけど涼しい時期だし峠があるわけでもないので、十分な内容だった。心配をよそによくできた大会でした。
なにより、天気が良くて絶景の富士山や海を見ながら走ることができたということが最高だった。
しかし帰りは東名の大渋滞で死亡。寝てなかったからねえ、、