E-520水中ハウジングPT-E05の、とりあえず陸上インプレ。まだパーツが揃っていないのでシステム全体の評価はできないけど。
コンデジのハウジングよりさすがに高価だけど、他社の一眼ハウジングよりはだいぶ安い。そんな製品。コンデジからのステップアップなので、旧PT-Eシリーズや、他社の一眼ハウジングのことはよくわかりませんが…。
バックル
ハウジングの蓋を閉めたらダイヤルをひとつ回すだけでカチッとロックされる。簡単で超使いやすい。今まで使ってきたすべてのハウジングのバックル方式の中でも、開ける時も閉める時も最も楽な方式。が、むしろ簡単すぎて本当にちゃんと閉まったのか不安になる。でも簡単なのでヒューマンエラー的な間違いは起きにくいだろう。
Oリング
D型断面の特殊なOリングが採用されている。結構しっかりはまってるし、これならツルンと不用意に外れてしまうことはまずなさそうだ。不用意に外れたままハウジングを閉めてしまって買って間もないC-7070WZを水没させてしまった苦い経験を持つ僕としては非常に頼もしい。そしてダブルOリングで安心。・・・でも安心感が高いほど油断が多くなるので危険なんだよね。
ボタン
すべてのボタンにアイコンが印刷されている。これが非常に分かりやすい。今まで所有したコンデジハウジングにはこんな分かりやすいものは存在しなくて、どれがどれだか分からなくなって適当に押してみるってことも多かった。このハウジングはカメラのほとんどのボタンが操作可能で数が多いだけに、これは超イイ。
ストロボ接続
電気式のTTL接続の他に光ケーブル用端子が2つ装備されている。そしてオリンパスでは初の黒ボディにより、内蔵ストロボの光を遮断。光接続のストロボ2灯を直接簡単につけることができる。これは時代に即した仕様と言える。光接続のための余計なパーツを付けなくていいのはうれしい。光ケーブルはオリンパス純正水中ストロボ(Sea&Seaのでも大丈夫なはず)を接続することを前提としたコネクタ仕様になっているのだが、裏技的にINONのストロボを付けることもできる。その方法はオリンパスのサイト内「水中写真応援サイト マリンファン[清水淳 水中デジカメインプレッション ライブビューが進化したE-520をPT-E05と共にリポート]」にも書かれている、いわばオリンパス公認の裏技なのだけど、どうせなら正式に対応をうたってくれてもいいのにとは思った。この方法を知らない人は、Athenaの1本14,750円のケーブルを買う羽目に…
シャッター
一眼ハウジングでは普通だと思うけどレバーを引くタイプ。親指AFでも使いやすく便利っぽい。でもここをガツンとぶつけたら壊れそうな不安。
底面
ネジ穴が5つ付いていて、大抵のステーが取り付けられそうな感じ。実際、古い銀塩時代のグリップステーを問題なく取り付けることができた。あえてグリップが標準装備されていないのは、好きなものが取り付けられるのでむしろ嬉しい。
カメラの取り付け
コンデジと違って、まずカメラの三脚穴に台座パーツを取り付けてから、ハウジング内部にしっかり固定するようになっている。この方式は一眼ハウジングでは普通なのかな?ほんのちょっとだけ面倒だけど安心感はある。乾燥剤が挟まってカメラがちゃんと納まってなくて…なんて事故は防げるだろう。
ファインダー
ライブビューがあるんだからあまり重要じゃない気もするが、ちゃんとピックアップファインダーが装備されている。これならなんとか使えなくもないかな、って感じ。だけど、これ無しでもう少し安くならなかったかな。ってな気もする。
その他
ファインダーの左のところにガス抜き弁が付いている。マニュアルに説明がないけど、バッテリーから発生するガスを抜くものかな?有効性のほどは不明。
コメント
2008/8/31 01:27 from hei8
2008/9/11 17:58 from 真理子
2008/9/11 18:07 from みやまえ
ハイスピードイメージャAFは遅いし、暗いとなかなか合焦してくれないので、水中では位相差AF(全押しAF)を使ったほうが良さそうです。Fnでフォーカスロックするように設定するとなかなかいい感じですよ。
これは・・
防湿庫代わりになりそうですねw