Eye-Fiとは、無線LAN機能を内蔵したSDカードで、デジカメにこれを挿入して撮影すると同時にPCやFlickrなどの写真共有サービスに自動的にアップロードしてくれるという製品です。なんともワクワク感の高い製品だけど、無線LAN環境の中じゃないと使えないということで、あまり便利な用途が思いつかず今まで使うことはありませんでした。(今ではPocket WiFiとかで活用の幅は広そうだけど)
話は変わって先日iCloudがスタート。iPhoneで撮影した写真がすぐにiPadやPCにも勝手に転送されるようになりました。これが素敵すぎる。この使い勝手でデジカメで撮影した写真も同じように同期させられないものか?ということで思い出したのがEye-Fi。
調べてみると、最近Eye-Fiに「ダイレクトモード」というのが搭載されて、無線LANに繋がっていなくてもiPhoneやAndroidに転送できるようになったらしい。おおっ!
ということで、買いましたEye-Fi。僕の一眼(Olympus E-520)はCFのみの対応なので、SD-CF変換アダプタも。
ダイレクトモードの設定は手順に従えばそれほど難しくはないけど、ハマるとハマりそう。ダイレクトモードの仕組みが理解できる程度の知識は必要かも。ダイレクトモードはEye-Fiカード自身がAPになる仕組みなので、iPhoneがすでに自宅の無線LANなどに繋がっていると思うように動かなかったりする。最初にセットアップするのはそういう環境下である場合は多いだろうから、普通に進めるとハマる可能性は高い。
しかし一度設定できてしまえばもう快適そのもの。iPhone側はEye-Fiアプリをバックグラウンドで起動して放置で良いようです。あとはデジカメでバリバリ撮影すると、高画質な写真がどんどん勝手にiPhoneのカメラロールに入ってくる。あとはツイートするなりご自由に、である。素晴らしい。
早速先日のジャパンカップで試してきたよ。こんな感じで一眼で撮った写真をすぐにツイートできる。
ほぼ快適なんだが、うまく転送されなくなってしまうことがままある。そんな時にはタスクを削除してアプリを再起動すれば転送が再開されるみたい。
今回はSD-CF変換アダプタを使っているので書き込み速度がかなり遅い。連写やRAWでの記録はちょっと厳しいかな。僕の一眼の用途ではRAWを諦めれば問題ないかも。主に連写しない水中写真とかなので。
ん?水中写真?
そう、水中写真だ。水中撮影ではカメラを水中ハウジングに入れて撮影。基本的に1日のダイビングが終わるまで入れっぱなし。1本目が終わった後の休息時間でも湿気が入ってレンズが曇るのがイヤだしハウジングを開けることはまずありません。休息時間はハウジング越しの液晶画面でチェックする程度。でした。今までは。しかしEye-Fiならダイビングが終わって地上へ上がった時にはもう写真がiPhoneの中に入っているわけ。インターバルの休息時間に皆で写真を見たり、すぐに海況を添えて最新の水中写真をツイートしたりすることができる。この速報力はちょっとダイビング界的に画期的すぎるでしょ。
さて、来週末に石垣島へ行くことになっているので、リアルタイムに美しい海の写真などをツイートしてみたいと思っています。お楽しみに。