UMLモデリングツールのJude改めJUDEが有償化されるそうです。Judeと言えば当サイトにも大昔に書いたレビューがほったらかしで残っているけど、当時クラス図お絵描きオンリーだったJudeはその後着実に進化を続け、現在では一通りの機能を装備しています。Swingなソフトながら、非常に使い勝手が良く、軽快に使えて、個人的に一番お気に入りのモデリングツール。ロバストネス図もサポートしてます。
有償版では新機能が付くようですが、その中で個人的に気になるのは次の2つ。
- XML形式(XMI準拠)での入出力機能一部対応(順次対応予定)
- ベクター(EMF)形式での図のコピー&ペースト機能(Microsoft Office)
XMI出力で、AndroMDAが使えるようになると思われるので、HibernateあたりとセットでMDAらしきことができるようになるでしょう。Officeへのコピー&ペーストはフリー版から存在したけど、ベクター化されることで、美しいドキュメントが作れるようになり、お絵描きツールとして価値が高まるでしょう。あと「ユースケース記述」がどんな機能になるのかちょっと気になります。
なお、無償版につきましてはこれまで通り提供を継続していきたいと考えております。 また、有償版では、今後、複数のクライアントが協調できるサーバー版やIDEのEclipse対応バージョンなどの提供を予定しておりますのでどうぞご期待ください。
とのことで、今後無償版が継続的に開発されていくのか不明だけど、是非無償版も開発を継続してほしいところ。無償版はインポート/エクスポートをカットしたお絵描きツールだったら良いような気がする。29,800円って、僕のような個人風エンジニアには微妙な値段だが、キャンペーン期間中だと9,800円で買えるそうなので、じゃあ買っちゃうだろうな。Eclipse対応バージョンというのもかなり楽しみ。