BitArts Blog

ロードバイク通勤のRubyプログラマで伊豆ダイバー。の個人的なブログ。

プチブックレビュー:エクストリームプログラミング ウェブ開発編

ピアソンのXPシリーズ最新刊「XP エクストリーム・プログラミング ウェブ開発編」を読んでみた。ただし流し読み。どうも方法論の本は雲を掴むようでいまいちピンと来ないなあ。XPの場合、方法論といより「XPという考え方」として捉えたほうが現実的で役に立つ気がする。実際、個々のプラクティスは考えさせられるものが多い。しかしそれら全てを確実に実施せよ。とか言われるといまいち現実的な気がしない。現実的な方法論としてはカスタマイズが自由なRUPのほうに分があるような気がしないでもない。それはそうとして、本書ではWeb開発(と言ってもWebシステムというより制作系よりか?)に特化しているだけあって、具体的な技術を挙げて実践方法を示していたりする。たとえばコンテンツはすべてXMLで書いて、デザインはXSLを使う。そうすればデザイナとプログラマとの分業が可能だし、XPのテストファーストが実施しやすい。と言った具合だ。たしかにそりゃそうなのだが、実際のところXSLを扱えるWebデザイナがどこにいるのよ。と問いたくなってくる。