Herokuは、Ruby on Railsのホスティングサービス、イマ風にゆうとPaaSです。無料の最小構成でスタートして、負荷に応じて一瞬でスケールできます。「俺が今回発明した画期的なWebサービス爆発的に流行っちゃうかも?!でも毎回場合鳴かず飛ばずなんだけどね。」そんな場合に最適ですね。
git pushするだけでデプロイ(公開)できるという恐ろしく簡単な所が特徴的です。
ユーザー登録
まずはHerokuのサイトでSign Upしておきましょう。
RailsプロジェクトをGit管理にする
Gitはインストール済みの前提で。
プロジェクトがまだGitで管理されていない場合、こうする。
% git init Initialized empty Git repository in /path/to/app/.git/
全部コミットする。
% git add . % git commit -m "Initial commit." ...
herokuのgemをインストールする
% gem install heroku
以降はherokuコマンドで操作できる。
なお、最初にherokuコマンドを実行した時にHerokuのアカウント情報を求められるので入力する。
Herokuにアプリケーションを登録する
% heroku create AppName Created http://AppName.heroku.com/ | git@heroku.com:AppName.git Git remote heroku added
これで、http://AppName.heroku.com/ というURLが利用できるようになり、herokuという名前でリモートリポジトリ(heroku.com:AppName.git)が使えるようになる。
デプロイする
Herokuのリモートリポジトリにpushするだけ。
% git push heroku master
データベースのマイグレーションを行う場合は次のようにする。
% heroku rake db:migrate
これは楽しい。恐ろしくお手軽にWebサービスを公開できる時代がきた。
shellには入れないので、いざという時に本番環境上でトライ&エラーという最終技が使えないことに不安に感じてしまうが、たぶん職業病。代替手段を考えれば良いと思う。